『招き猫が招き猫を呼ぶ』 第五話 布施猫さんの癒しの招き猫

横浜での思いがけない出会い

10番目と11番目の招き猫との出会いは、 大阪でも京都でも伊勢でもなく、まさかの 横浜の百貨店。

その日は、たまたま別の用事で立ち寄った横浜の百貨店で、 「可愛らしい」をテーマに 山形の陶芸作品が集められた催事が開かれていた。

色とりどりの器や、動物の置物が並ぶ会場を歩いていると、 ふと視界の端に入ってきたのが

布施猫さんの “まんまるフォルム”

ころん、とした丸い体。 つぶらな目。 両手のひらにそっと乗せたくなるような、あの独特の“丸み”。

「この子たち、なんて可愛いんだろう…」

そう思った瞬間、もう心は決まっていた。 気づけば、2匹の布施猫さんの招き猫を抱えてレジへ向かっていた。

それが、アトレイルにやってきた 10番目と11番目の招き猫。

そして始まる ― 猫の置物への興味

次の日、店舗に連れて帰って飾ってみると、ふと気づく。

「この丸フォルム…もっといろんな子がいるのでは?」

そこから、布施猫さんの世界が気になり始めた。 招き猫だけではなく、ただの猫の置物も、 表情や丸みが絶妙で、どの子もそれぞれに物語を持っているように見えてくる。

横浜での偶然の出会いが、 またひとつ、新しい“猫の世界”の扉を開いた瞬間だった。


 

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